2014/05/20

4月4日は歯周病予防デー

4月4日は歯周病予防デーなんです^^

 

さて、歯周病ってCMなどでもよく聞かれると思いますが、どんな状況の事をいうのかご存じですか?

 

歯周病というのは、歯肉炎(①)と歯周炎(②)、まとめて歯周病とよんでいます。

 

歯肉炎(①)とは、歯の周りにある歯肉(ピンク色の部分)が炎症をおこしている状態をさします。

症状としては、発赤や出血などがみられます。

よく、「歯茎から血が出てきたけど、歯ブラシをよくしておけば治る」や「悪い血は、指で押さえて出した方がいい」なんて聞くことがありますが、歯茎から血が出てきたりしているのは、歯茎からのSOSなんです。

人の肌も、汚れたものをずっと付着させていたら、赤くなってただれてきますよね。歯肉も同じような状態で、柔らかい歯肉という軟組織の上に、食べかすの腐食した物がずっと付着していたことによって、ただれている状態なんです。

そのような状態で、ゴシゴシ歯ブラシを当ててしまうのは、実はとっても危険なのです。

適切に原因となっている汚れを除去し、その状態にあった歯ブラシと磨き方を、歯科衛生士に聞いていただけると、悪化することなく改善されていきます。

 

歯周炎(②)というのは、歯肉炎を放置していたために悪化し、歯肉の中にある歯槽骨という歯を支えている骨などまで炎症をおこし、破壊されている状態です。

一度破壊されてしまった骨などは、簡単には戻りませんので、少しでも早く適切な治療を受けて頂くことが最も大事になってきます。

見た目では、歯茎が普通のラインにあり問題ないようにみえていても、実は歯槽骨は破壊され、歯肉が炎症によって通常ラインにあるようにみえるだけという事も多くあります。

 

 

歯周病は、現在成人の8割がかかっているといわれています。

 

歯は、風那などの症状と違って、自然治癒ということがありません。

 

歯肉炎も、歯周炎も、少しでも早い適切な処置が必要になってきます。みなさんも、一度この機会にお口の中をチェックしてみてくださいね^^

 



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